安川瓦の特製

安川瓦の特製

焼成方法

点火後ガス圧を徐々にあげ酸化煙にてゆっくりと最高温度1160℃まであげ、引続き最高温度の持続8時間保持し瓦の焼締を行う。その後、還元煙にて色付けいぶしをする。

約250℃(60時間)になれば開窯し、次の材料と入替これを4日窯といい1サイクルとなります。

耐寒性

雪、霜、冬の寒さは瓦の弱点でした。安川瓦では伝統技術と最新の電子制御により温水中に浸し-30℃の冷却凍結、融解を20回以上行う低温耐寒試験(JIS A-5208による)の結果も異常はなく、優れた耐寒性を立証しております。

強度

屋根に人が乗った場合や、寒冷地における積雪の加重にも十分耐えられる様、曲げ破壊荷重340kgf(JIS規格140kgf以上)に達しています。

それも十分に吟味した良質の粘土を使用し焼き締められた瓦だからこそで、風災においても引掛桟の爪部分がしっかりと固定しずれにくい様に設計されております。

技術

安川いぶし瓦は、住宅から堂宮建築までむくり屋根にも照り屋根にも、あらゆる建物に対応できる数々の役物瓦から鬼瓦までの製造技術があります。

それはあくまで手造り、伝統にこだわった製造職人と施工現場の卓越した葺職人との連携によるものだと自負しております。

あらゆる年代様式、復元工事から多種多様な仕様、そしてなにより御客様の御希望に応じて綿密な打合せを行い納得して頂ける様、製造・施工をおこなっております。